お彼岸とは
お彼岸は春分の日と秋分の日をはさんだ前後3日間のことをさします。
お彼岸にはお墓参りをする習慣がありますが、
どうしてお墓参りをするのか、調べてみました。
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春のお彼岸だと3月18日~24日頃、秋のお彼岸だと9月20日~26日頃のことを言います。
春分の日と秋分の日は年によって祝日の日にちが異なるので、お彼岸の日程も年によって異なります。
彼岸の意味
お彼岸の彼岸と言うのはどういう意味か知っていますか?
彼岸と言うのは仏教から来ている言葉で悟った世界と言う意味です。
反対に人が生きている世界の欲望が渦巻いている世界を此岸と言います。
彼岸と此岸の間には良く聞く「三途の川」があるとされています。
ですので、普段は彼岸と此岸は遠く離れた形になっています。
彼岸の真ん中に位置する春分の日と秋分の日は
太陽が真東から上って真西に沈む日とされていて、
一日の中で昼と夜の長さが同じになる日です。
(太陽の大きさ分の誤差が出るので、実際は昼の方がちょっと長いです。)
彼岸がある場所
彼岸は西側にあるとされていて、この時期は此岸から彼岸へと
思いが通じやすくなっていると言われています。
六波羅蜜の修行で彼岸を目指す
また、彼岸の時期に六波羅蜜の修行をすることで彼岸へ到達できるとされています。
お墓参りをしたら、水でお墓を掃除して、お花をお供えし、お線香をあげて、
食べ物をお供え物をして、ローソクをともしますよね?
この行いが六波羅蜜を実践している事になるので、
お彼岸の時期にお墓参りをする理由はここにあるのです。
お彼岸にはお墓参りをするだけではなく、
仏壇のお掃除をしてお供えをしたり、
精進料理をいただいたりして過ごします。
お彼岸の時期にお供えする物は牡丹餅などですね。
もしかしたらお彼岸=ぼたもち(おはぎ)と思っている人もいるかもしれませんね。
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“ぼたもち”と”おはぎ”は何が違う?
春のお彼岸の時にはぼたもちをお供えし、
秋のお彼岸の時にはおはぎをお供えしますが、
これはどちらもおなじ物です。
春のお彼岸は牡丹の咲く時期なので、ぼたもち、
秋のお彼岸の時期は萩の季節なのでおはぎと呼ばれているだけなのです。
名前が別なので、別の食べ物かと思っていましたが違うようです。
“ぼたもち”や”おはぎ”をお供えする理由
おはぎ(ぼたもち)は蒸したもち米を小豆で作ったあんこでぐるりとくるんだ物ですが、
小豆は邪気を払うとされている事からこれらをお供えするという事につながったようです。
彼岸の中日の夕日を拝んで功徳を積む
お彼岸が始まる最初の日のことを「彼岸の入り」、最後の日のことを「彼岸の明け」と言います。
そのほかのお彼岸の日のことを「彼岸の中日」と呼びます。
この彼岸の中日に夕日を拝むと功徳が得られると言われています。
夕日は太陽が西側に沈んでいく時に見れますが、
この夕日を拝むということは西側を拝むことになるので、
功徳を得られると言われているのです。
普段はあまり夕日を意識する事がありませんが、お彼岸の時期は夕日を拝んで功徳を得たいですね。
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