ひな祭りにはまぐりのお吸い物を食べる意味とは? 砂抜き方法やおいしく作るコツ

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はまぐり

ひな祭りにはまぐりのお吸い物をいただく意味

ひな祭りには、はまぐりのお吸い物をいただくのが習わしですよね。
どうしてひな祭りにはまぐりのお吸い物をいただくのか、
はまぐりのお吸い物のおいしい作り方レシピ、
はまぐりの栄養などについて調べてみました。

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理想のパートナーに巡り合えますように

ひな祭りにはまぐりのお吸い物をいただくのは、
はまぐりの貝殻は他の貝とぴったり合うことがないため、
一生をいっしょに歩いていけるパートナーに巡り合えますように、
と言う願いが込められています。
また、女性の貞節を表しているとも言われています。

はまぐりの旬は春

春は、はまぐりが産卵期を迎える直前でおいしい時期だったこともあり、
ひな祭りに蛤のお吸い物をいただく風習ができたのでしょうね。
4月ごろにはおいしい時期を過ぎてしまうようです。
また、近年の水質汚染の影響で採れるはまぐりの量が減ってきているとか。

はまぐりの名前の由来

はまぐりの名前の由来を知っていますか?
浜の栗で”はまぐり”なんだそうです。
形が栗に似ているところからきているようです。

また、かなり昔から食べられているようで、
縄文時代の遺跡からもはまぐりの貝が出土されているようです。
縄文時代の人もお吸い物を作っていたのでしょうか・・・?

はまぐりは生食できない

はまぐりには「アノイリナーゼ」と言う酵素が入っていて、
ビタミンB1を分解してしまう働きがあるので、
ビタミンB1不足になる危険があるそうです。

だから、はまぐりは生では食べないのですね。
「アノイリナーゼ」は加熱をしたらその働きが失われますので、
加熱をして食べるようにしないといけないですね。

海鮮ものは鮮度がよければ生で食べる物も多いですが、
ここにもちゃんと意味があるのですね。

はまぐりのうまみ成分

“はまぐり”のおいしさのひみつは、
はまぐりが持っているうまみ成分のコハク酸です。
コハク酸以外にもグルタミン酸・グリシンなどのうまみ成分も
含んでいます。

グルタミン酸は鰹節にも含まれるうまみ成分ですので、
はまぐりのお吸い物は本当にシンプルな味付けでいただくのがいいですね。

このコハク酸ははまぐりの実の中に蓄えられている物なので、
この水分をこぼさずに調理するのが美味しくいただくコツです。
お吸い物の場合はそのコハク酸を含んだうまみたっぷりの汁を
そのままいただけるので、はまぐりを美味しくいただくために
ぴったりの調理法と言えますね。

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はまぐりの砂抜き

では、はまぐりのお吸い物を美味しく作るコツですが、
まずははまぐりの砂抜きをしてしっかりと砂を吐かせましょう。
砂抜きには、塩分濃度3%くらいがいいとされていますので、
約100mlの水に対して3gの塩を入れるといいですね。
水の量ははまぐりの頭がちょっと出ているくらいがベストです。
(要ははまぐりが海にいた時と同じように水につけてあげるのがいいです。)

この状態で2~3時間くらい放置しておくとはまぐりが砂を出してくれます。
はまぐりにしっかり砂を出してもらうためには
水温が15~20℃くらいだといいようです。

冷蔵庫に入れたくなりますが、低温すぎてはまぐりが休眠状態になってしまって
砂を出してくれないので、上記温度になる暗い場所に放置してみてください。

はまぐりがせっかく出してくれた砂をまた吸い込まないように
はまぐりの下にざるなどを敷いておくといいらしいですね。
もし可能なら、そのようにしてみてくださいね。

はまぐりのうまみを引き出すためには水から加熱する

はまぐりの砂抜きが終わったら、
水をお鍋に入れてはまぐりを入れて煮て行きます。
はまぐりを水から煮ていくことでうまみ成分を引き出せますので、
水から入れて煮ていくようにしてくださいね。

はまぐりはあんまり長時間似てしまうと実が固くなってしまい
おいしくないので、火が通ったら味付けをして完成です。

この時、はまぐり自信が塩分を含んでいますので、
塩は控えめでいいと思います。

味見をして様子を見ながら塩加減するのがいいですね。

もしはまぐりを使い切れない場合は
砂抜き後の物を冷凍保存することも可能です。

使い切れないはまぐりは冷凍保存を

冷凍保存することで、貝の実の組織が壊れてくるので
うまみ成分が引きだしやすくなるそうです。
余ったはまぐりをいつまでも冷蔵庫に入れておくよりは
冷凍してしまった方が美味しさを保てるので、試してみてくださいね。

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