ひな祭りを桃の節句という訳
ひな祭りのことを桃の節句と言いますが、
どうしてこのように言うのでしょうか。
女の子だからピンクで桃なのかと思っていましたが
もっと深い意味があるようです。
桃の節句の由来について調べてみます。
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昔は桃の節句は厄除けの行事だった
桃の節句=3月3日=ひな祭りのことですが、
昔は桃の節句は女の子の行事と言う事ではなく、
厄を払う日だったそうです。
季節の変わり目は邪気が入りやすいため、
その邪気を払うために桃の節句があったのです。
確かに流し雛は今でも人形に厄を引き受けてもらって
それを流す事で無病息災を願う物ですので、そう考えると
桃の節句は厄を払う行事と言うことになりますね。
ひな祭りをなぜ桃の節句と言うのか
ひな祭りが邪気を払うための行事だということは
ここからわかるのですが、なぜ桃の節句と言うのか?
と思いますよね。
三月なので、ちょうど桃の花が咲く時期だから
桃の節句と言うのかと思っていましたが
どうやらそれだけではないようです。
邪気を払う力が強いとされる桃の木
桃の木と言うのは邪気を払う力が強いとされている樹木です。
桃の花はピンクでかわいらしいですが、
桃の木はそんな力も持っていたのですね。
桃の木に邪気を払ったという言い伝えで
古事記に伊邪那岐神が黄泉の国で邪気に追われたときに
桃の種を投げつけて邪気を退散させたという記述があって、
桃の木に邪気を払う力があると言われているそうです。
また、邪馬台国のあったとされる奈良県の纒向遺跡からも
2000個を超す大量の桃の種が出土されたようで、
桃の木が邪気を払うとされていたのは
かなり昔からだったと推測されますね。
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お守りにもなる桃の種
上記のことから桃の種でお守りを作って
持ち歩くだけでも効果があるのだとか。
桃の実を食べたら、その種を使います。
きれいに水で洗って乾かして半紙に包むだけ。
後はお守り袋を自作して入れるなどしてもいいですよね。
話がちょっとずれてしまいましたので、
桃の節句とひな祭りの話に戻します。
桃の節句はなぜ女の子の行事に?
では、桃の節句=ひな祭り・女の子の行事とされたのはなぜなのでしょうか。
これは5月5日の子どもの日が端午の節句の日で
男の子の行事とされたことから、
3月3日のひな祭りは女の子の行事と認知されていくようになったそうです。
ひな祭りに飾る雛人形の起源はと言えば、
昔宮中の女の子は紙で作った人形で人形遊びをしていました。
この人形遊びのことをひいな遊びと言っていたそうです。
これが普及していくにつれ、紙より立派な人形を作るようになっていき、
女の子が生まれたら人形を買って毎年雛人形を飾る
今の形に定着していったようです。
雛人形の起源が紙で作った人形だったのが驚きでした。
年中行事にもいろいろな意味やいきさつがあって
調べてみると面白いですね。
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