手から食中毒?
食中毒は食材に細菌が繁殖して
起こると思いがちですが、人の手が
原因で食中毒になることも。
手には細菌がいっぱい
あんまり信じたくないかもしれませんが、
人の手には無数の細菌が生息しています。
知っている方もいるかもしれませんが、
オフィスの中で一番細菌が多い場所は
パソコンのキーボードだったそうです。
トイレの便座よりも細菌の数が多かったんだとか。
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調理の時にはしっかり手洗いを
人の手はそのくらい細菌が多いので、
料理をする前やものを食べる前には
きちんと手を洗うということが
大切になってきます。
特に料理をする前には、
きちんと手を洗ってキレイにしておかないと
手の細菌が料理の中に入ることを
許してしまうことにつながります。
お弁当など、作ってから食べるまでに
時間があるものなどはどんどん細菌が
繁殖してしまいます。
考えただけでも恐ろしいですね。
細菌の移動を阻止する
それと、もう一つ気を付けなければいけないのは、
料理をしているときに手を介して食品に
細菌を移動させてしまうこと。
たとえば、肉類を触った後の手を
きちんと洗えていない状態で野菜などの
別の食品を触ったとしたら、
肉類についていた細菌が野菜に
移ることだってあります。
その野菜を生で食べるのだとしたら、
肉類の菌が野菜について繁殖すると
いくら肉にきちんと火を通したとしても
野菜に繁殖した食中毒菌によって
食中毒が引き起こされることだってありますよね。
調理中にも手洗いをしっかり
まな板とか、包丁はきちんと洗って
殺菌を心掛けている方でも、
料理中の手洗いを怠っている場合も
あると思いますので、気を付けて
いくようにしたいものです。
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正しい手洗いのやり方
細菌は皮膚のくぼみの部分に
たまっていたりしますので、流水で
しっかりと手と手をこするようにして
洗うようにします。
殺菌効果のある石鹸は必須?
殺菌効果のある洗剤を使いたいと
思われる方もいるかもしれませんが、
手荒れがひどくなったりすることもあるので、
無理に使わなくても大丈夫だと思います。
殺菌効果のある石鹸だと、
食中毒を起こすような人にとって
悪い作用をもたらす菌を洗い流してくれますが、
皮膚を守ってくれているいい菌も
同時に殺菌してしまいます。
(殺菌って、いいものも
悪いものもどちらも殺してしまうんです。)
皮膚の細菌もバランスが大事
もしいい細菌が悪い細菌をやっつけるような
バランスになっていたとしても
殺菌効果のある石鹸で洗ってしまったら、
このバランスを崩すことになってしまうので、
もしかしたら次は悪い細菌が優勢に
なってしまうかもしれません。
弱酸性で善玉菌が優勢に
肌が弱酸性に保たれているときは
いい菌が増えやすい環境ですが、
アルカリに傾くと悪い菌が繁殖しやすい
環境となってしまいます。
石鹸はアルカリ性の方が
汚れ落ちがいいとされていますから、
殺菌後の菌の繁殖として
どちらが優位になるのでしょうか。
おなかの中だって善玉菌
おなかの調子を整えるために
ビフィズス菌の入ったヨーグルトを摂ったりするのも、
腸内の細菌バランスでいい菌を増やすためですから、
菌がすべて悪いものというワケではないんです。
牛乳に菌が入った時、腐敗菌であれば腐りますし、
乳酸菌であればヨーグルトになるわけです。
できるだけいい菌の暮らしやすい
環境を作って一緒に共存できるように
していきたいですね。
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