ウェルシュ菌とは
ウェルシュ菌はテレビでも
よく話題になる食中毒菌ですね。
一晩寝かせたカレーには
ウェルシュ菌が増殖していて
危険とか言われていますね。
特徴
ウェルシュ菌の大きな特徴として、
加熱したとしても死滅させることができないので、
一晩寝かせたカレーで、菌が大量に発生したものを
食べると食中毒のリスクが高まってしまいます。
一晩寝かせたカレーを
どうしても食べたい!という方のために
ウェルシュ菌の食中毒に負けにくくするための
方法をご紹介していきます。
ただ、万全な方法ではなく、
増えにくい状況を作れるというレベルなので
一番の安全策は作ったものはすぐ食べる!です。
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ウェルシュ菌は熱に強い
ウェルシュ菌が他の食中毒菌と
大きく異なっているのは熱に強いということです。
一般的には75℃1分間の加熱で大丈夫と
言われることが多いですが、
ウェルシュ菌に関しては100℃で4時間
煮込んだとしても死滅しないといわれているほど
熱に強いです。
増えたら最後殺菌は難しい
ですから、一度増えてしまった
ウェルシュ菌を完全に死滅させるのは
ほぼ不可能に近いということになります。
ウェルシュ菌がいる場所
そして、ウェルシュ菌はどこにでも
存在している菌なので、カレーを作るときに
使う材料にくっついている可能性が非常に高いです。
まず、土壌の中にも存在している菌ですので、
根菜類(ジャガイモ、ニンジン、たまねぎ)に
ついている可能性があります。
肉類にも付着していることがありますので、
カレーに入れた肉からウェルシュ菌が入ることも
予想されます。
ウェルシュ菌は酸素が嫌い
それと、ウェルシュ菌は酸素を嫌う性質が
ありますので煮込んだ料理の中に
空気がなくなってしまうことにより、
さらに増殖しやすい環境が整ってしまうんです。
加熱するとウェルシュ菌のパラダイス状態に
さらに、食中毒の菌が複数存在している場合には、
菌同士で増殖を競いあっているので、
一つの菌だけ一気に増えることはありません。
カレーなどで煮込んだものはウェルシュ菌以外が
殺菌されている可能性が高いので、
ウェルシュ菌の天下となって、温度の条件さえ整えば
どんどん増えていく一方です。
作った料理は早めに冷蔵庫へ
管理人も、カレーを作るときは
大きい鍋でたくさん作るのですが、
それをするとカレー作ってから
冷めるまでに時間がかかってしまいます。
冷蔵庫に入れられるまで時間がかかることも。
また、大きい鍋の場合、
冷蔵庫に入れたとしてもお鍋の中心部分まで
きちんと冷えるまでには時間がかかりますので
冷蔵庫だって過信できません。
前日に作ったものを食べる場合
それでもやっぱりカレーはまとめて
作りたいし二日目のカレーを食べたいという場合には
下記のふたつをやってみてください。
・60℃以上を保ち10分以上加熱する。
・カレーの温め直しの時にしっかり
かき混ぜて空気に触れるようにする。
ウェルシュ菌はどのように悪さをする?
ウェルシュ菌は菌が増えるときと
芽胞を作るときに作る毒素によって下痢などの
食中毒っ症状を起こしますが、
上記の加熱時間を守ることで無毒化されるので、
食中毒のリスクが低くなります。
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空気に触れさせ嫌気状態にしない
空気に触れさせるということについては、
ウェルシュ菌が酸素を嫌う性質があるので、
空気にあてることで少しずつでも殺菌できるようになっていきます。
大量に作った場合は冷凍保存を考えても
大量に作った場合は早い段階で小分けにして
冷凍してしまうのが一番安心なので、
たくさん作りたい!という方はそのような方法
を取られてもいいかもしれません。
レンジで加熱しても効果は少ない
電子レンジでの温め直しが殺菌に効果的な
場合もありますがウェルシュ菌に関しては
あんまり役立ちませんのでお鍋を火にかけて
混ぜながら温めるようにした方がいいかと思います。
管理人はメニューを考えるのが面倒なときは
カレーを大量に作って何日も食べていることがありますが、
今までは特に問題が起きたことはありませんでした。
早めに冷蔵庫へ入れる
ある程度粗熱が取れたら、お鍋ごと冷蔵庫に入れて
冷やしておくことと、食べる前に木べらで混ぜながら
しっかり加熱しているのがいいのかもしれません。
夏になるとなんだかカレーが食べたくなりますが、
ウェルシュ菌というカレーで増えやすい菌もいるんだ
ということを頭において食中毒にならないように
気を付けていきたいですね。
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